消費 者 余剰 求め 方
余剰分析では、消費者余剰、生産者余剰、社会的余剰をそれぞれ求め、どのような値を取るか、市場の変化や政策の変化によってどのように変化するかを分析します。 ここでは、社会的余剰に関する内容を解説します。 目次 従量税・従価税(消費税)と社会的余剰 課税による社会的余剰の変化 従量税 従価税(消費税) 従量税(死荷重)の練習問題 従量税・従価税(消費税)と社会的余剰 社会的余剰とは消費者余剰と生産者余剰とを足し合わせたものであり、社会全体の余剰を表すものであると社会的余剰の記事で説明しました。 しかし、これはあくまでも完全競争市場の場合を前提としています。 消費者と生産者以外の第三者、すなわち、政府の存在が無い場合にその等式が成り立つとしているのです。
総余剰 = 買い手の支払許容額 - 売り手の費用 となる。 総余剰を図で見ると以下のようになる。 需要曲線を「買い手の支払許容額」、供給曲線を「売り手の費用」と考えればわかりやすい。 均衡価格よりも価格が下がれば生産者は生産量を減少させるため、均衡価格と比べると総余剰は減少する。 逆に均衡価格よりも価格が上がると生産者は生産量を増加させるが、消費量が減少するため、こちらも均衡価格と比べると総余剰は減少する。 つまり総余剰は、市場均衡に収束する完全競争の場合に最大化されると言える。 参考書籍(PR) 『ミクロ経済学の力』 日本評論社(2014) 『ミクロ経済分析』 勁草書房(1986) 『マンキュー経済学 I ミクロ編(第3版)』 東洋経済新報社(2013)
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